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CANDLEWICK BLOG

「プログラミング教育で何をどう教えるか」シンポジウムを開催

プリモトイズは、子どもたちの自主性をサポートし、試行錯誤する楽しさを伝え、自ら何かを創り出す力を実感できる学びのあり方を研究する『次世代幼児教育研究プロジェクト』を、NPO法人CANVASと共に2017年に立ち上げました。

2019年8月1日(木)には、第3回目となるシンポジウム『プログラミング教育で何をどう教えるか』を開催。小学校の先生をはじめ、幼稚園・保育園の先生、大学・高専・プログラミングスクールの先生など教育関係者約30名が参加。文部科学省 ICT 活用教育アドバイザーや総務省地域情報化アドバイザーを務める平井聡一郎氏をモデレーターに迎えたパネルディスカッションと、公立小学校の先生 3 名による事例紹介と模擬授業を行いました。

パネルディスカッション – プログラミングは何のためか、どこを目指すのか

パネルディスカッションの冒頭は平井氏の提案で、その場で参加者の意見を吸い上げて表示することができるツールを使って、現場の先生方が困っていることを収集。ICT 環境や学内の先生・上司の理解不足、予算獲得、そして何から始めればいいのかに悩む先生が多いことがわかりました。

登壇した 3名の先生も同様の悩みを抱えながらも、最初から完璧な授業を目指さず、とにかくできることを一つやってみて、それを校内の先生に見てもらい一人ずつ仲間を増やしていくという方法で試行錯誤しながら実践を積み重ねてきたと発表しました。 また登壇者が実際に使っているツールの長所と短所、失敗事例なども共有され、使い方の習得に時間がかからないもの、充電が煩雑でないものが使いやすい等、具体的な経験が伝えられる機会となりました。

何のための教育かという点については、将来AIにとって変わられない仕事に共通するのは、「コミュニケーション」「クリエイティビティ」「スペシャリティ」で、プログラミングを活用することでこれらの能力を引きあげることができるという見解が示され、最後は平井氏のまとめの言葉として「つべこべ言わずにやってみろ」と締めくくられ、参加者のみなさんからも同意の拍手が送られました。

公立小学校 2 校の実践例

三鷹市立第一小学校の図工専科である﨑村紅葉先生は、5、6 年生の図画工作の時間で、MESH、little Bits.、viscuit を活用した授業事例を発表。授業では、高学年になった際に、自分の生み出したいもののイメージに合わせて、材料やつくり方を全て自己決定できる子どもになってほしいということが目標であり、プログラミングを取り入れることで、子どもたちの表現の幅を更に広げることができる、と考えていると語りました。

江戸川区立東小松川小学校の鈴木康晴先生は、各教科と関連付けたプログラミング授業実践例を発表。国語と生活の授業では、短冊を用いて順序思考を学ぶ事例を、理科と総合では信号機作りの事例を紹介。これからの子どもたちに必要なのは「コンピュータの仕組みを知り、主体的に活用していく力」とし、プログラミングの必要性については、「コンピュータはプログラム通りに動いている。プログラムは人が作っている。コンピュータには、得意なこととそうではないことがある」という 3 点を実践を通して伝えることで、世の中の見方を会得することを学びの核にしている、と語りました。

「キュベット」を使った模擬授業

府中市立府中第三小学校の山内佑輔先生は、キュベットを使った模擬授業を実施。山内先生は、楽しいと思える経験を一番大切にしており、子どもたち自身に発見させ、試行錯誤させる授業を工夫していること、子どもには「たくさん間違えていいんだ」と繰り返し伝えていると語りました。

今回は、その場で初めて出会った人同士で4人1組のグループを作り、コミュニケーションをとりながら、試行錯誤しつつ課題を達成する、という経験に、参加者からは、「課題解決力、考える力が育ちそう」「シンプルで操作が簡単ながら奥が深い」「見た目が 可愛いのでプログラミングが未経験の先生でも取組めそう」との声があがりました。

山内先生が模擬授業で使用した「プログラミング教材セット」は、現在公表発売中。黒板用の大型説明ツールを始め、学習指導要領に沿った教科別指導ヒント集、丁寧な指導法DVDなどがセットになった小学校向けの教材セットです。プログラミングが初めての先生もすぐに授業を始められる内容で、複数教科での展開のイメージがしやすくなります。

教育機関向けセットのシリーズ一覧

試行錯誤しながらの実践例と課題解決のヒントを共有

~ プログラミングは各教科のめあてを達成するための“便利なツール”のひとつとして活用できる ~

プログラミング教育でまずは何から始めればいいのか、という疑問に対して、「幼児から小学校では、プログラミング“を”教えるのではなく、プログラミング“で”教えることが目的であり、各教科のめあてを達成するために、プログラミングをツールとして取り入れると発想すれば敷居が下がって取り組みやすくなるのでは」というアドバイスがありました。

環境や予算など様々な課題はあるものの、まずは今、できることをやってみることで次のステップが見えてきそうです。

 

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