5月16日は旅の日。松尾芭蕉が奥の細道に旅立った日だそうです。

感染症の拡大を防ぐために、不要不急の往来の自粛はとても大切ですが、旅が不要なものなのか、個人としても会社としても、この1年考える日々が続いています。ニュージーランド政府観光局、モナコ政府観光会議局をはじめ、国内ホスピタリティのPRを担当している弊社では、各政府、各企業のコロナ対策に対する考え方や方針に大きな気づきと学びをいただきながら、ディスカッションを重ねて、いま取るべき戦略、いま発信すべきメッセージを深く探求し続けています。

ニュージーランドとオーストラリア間では4月から「トランスタスマンバブル」という、隔離なしの一般渡航が解禁されています。ニュージーランドの空港には、Welcome Whanau の文字。Whanau はニュージーランドの先住民のマオリ語で“家族” の意味です。1機の飛行機の到着をこれほど待ち焦がれる日が来るとは。

空港では、離れていた家族と再会してハグしあう姿。解禁初日の様子は世界中で報道され、このニュースによって、感染症対策が成功すれば、こんな日が現実に来るんだ、という希望が広がりました。弊社としても、メディアを通じた報道の意義を改めて実感した日となりました。

Kia oraは先住民のマオリ語で、こんにちは。ニュージーランドではほぼコロナ前の日常が戻っているそうです。世界的にコロナが収束して、自由に旅をする日が待ち遠しい!

世界中が同じ関心事を持って他国の情勢を意識した、初めてともいえるこの期間。旅行が再開したら、これまでとは違った視点で世界の国々を訪れることができることでしょう。その日を楽しみに、旅の魅力を発信し続けていきます。