キャンドルウィックのチームメンバーが過去に体験したサステナブルな旅をご紹介いたします。

まずは、キャサリンからニュージーランドの環境意識とその魅力についてです。
私はニュージーランド出身ですが、日本に住んでもう7年にもなるので、ニュージーランドに行くときは帰国するというよりも「旅行」のように感じることがあります。実家に戻るたびに、より環境に配慮した生活に変わっていることにも驚きます。

伝統的な編みかご


最近ではお店やスーパーマーケットにレジ袋が用意されていないですし、政府は2025年までに 例えば果物のラベルやパッケージなどプラスチックの使用を禁止するという目標を掲げています。そのため、最初の写真のような伝統的な編みかごやエコバックなど、皆、再利用可能な袋を使用しています。また、友人の家族には、太陽光発電を利用したり、家庭菜園を始めたりしている人も多くいます。私が2016年にニュージーランドを離れた時と比べると、ニュージーランドはお店や会社だけでなく、個人であっても持続可能な社会を目指していて、大きく変化しています。
ニュージーランドにとって、大切な自然や動物を守る為に、国民が力を合わせて頑張っているのだと感じます。再び旅行が出来るようになったら、皆さんにもぜひ体験していただきたいと思います。

次は、横山が体験した北海道支笏湖の丸駒温泉をご紹介します。
私はもともと旅が大好きで旅行会社での勤務経験が長かったこともあり、機会を見つけては様々な場所への旅行を楽しんできました。海外では自分の人生観が変わるような刺激を受ける場所もありますが、国内にもあまり知られていない大変魅力的な場所がたくさん残っています。そのひとつ、今回は北海道支笏湖の丸駒温泉をご紹介します。

丸駒温泉

2、3月の寒い時期がお勧めと聞き、3月にルスツでのスキーのあと丸駒温泉に立ち寄りました。まず驚いたのは宿までのに車で向かう途中、野生のシカ何十頭かに出迎えられました! まるでサファリパークのような光景に子どもよりも私の方が興奮して騒いでしまいました。そして、宿につくと日本で2番目に大きな支笏湖が目の前いっぱいに広がる絶景はあまりの美しさに息をのみました。 また、海に面したシンブルな客室から、湖面を照らす朝日を眺めた時には、日常を忘れてこころが洗われた気がします。湖でとれた鮎やホタテなど地元の食材を利用した炉端焼き料理、そしてまるで支笏湖に浸るような感覚で入れる天然露天風呂など、本当に自然を存分に満喫できた2日間でした。
この旅館は大正4年創業の老舗で、なんと電気が通っていません! 自家発電機2台で全てすべてまかなっているそうです。長い間こんな自然環境を守りながら素晴らしい体験をさせてくれる宿、まさにサステナブルではないでしょうか。皆さんも機会があれば訪れてみてください。

最後に、ブルースが体験したスコットランドのセントアンドリュースの魅力をご紹介します。

我が家は、夫の出身地である、スコットランドのセントアンドリュースで毎年、1カ月ほど夏休みを過ごすことが恒例になっています。もう20年近く通い続けているスコットランドですが、低い大地と低い雲の景色は、日本の緑深い美しい夏とは違った魅力を感じます。

セントアンドリュース

セントアンドリュースは、ゴルフの聖地と大学で知られている、石畳と石造りの家が続くおとぎ話のような町です。特に全英オープンで有名なコースは、世界中からゴルファー達が訪れ、予約を取るのも困難な人気のコースですが、最盛期であっても、日曜日はゴルフのプレーはお休み。コースが一般のお散歩に無料で開放されます。どこからでも出入り自由で、そのまま、ウェストサンドと呼ばれるビーチに出ていくこともでき、グリーンとバンカーにさえ立ち入らなければ、子供も犬もお散歩できます。 また、スコットランドでの楽しみの一つは、ハイキング。バックパックに必要な食べ物と水分だけを詰め、その日の気分で、近くにたくさんあるハイキングコースへ出かけていけます。海の岩場に羊がいる光景や、一面がスレートの島、ヘザーでピンク色に染まった丘など、まだ知られていない魅力がたくさんあり、お伝えしきれないほどです。 自然をこれだけ身近に感じられるからこそ、自然と共に生きる感覚が身に着くというのも、これからの持続可能性に大切な一つのことだと思います。