食欲の秋!ということで、今週はキャンドルウィック社員の「食に関するサステナブルな取り組み」を紹介します。

最初は山本から。

夏の終わりに畑を片付ける際、まだ熟していないグリーントマトがたくさん茎に残っていました。そのままでは苦くて酸っぱくて食べれないので、「もう捨てるしかないかな」と諦めかけたのですが、旬の紅玉りんごと一緒にチャツネを作ってみました。淡路島産玉ねぎとたっぷりの生姜、そしてビネガー、干し葡萄、ブラウンシュガー、蜂蜜と一緒に大きな鍋で根気よくコトコト3時間煮詰めて瓶詰し、さらに3ヶ月くらい熟成させるとまろやかな味になります。カレーだけでなく、ポークソテーやチーズにもとてもよく合います。そのままでは食べれない野菜は加熱してチャツネやスープストックなどにすることでフードロスを防ぐことができますね!

続いてはキャシーから。

新たなものが常に求められている時代に、古いものを長く使うことはサステナブルなライフスタイルに貢献出来ると思います。私は昔から質の良いものを大切に長く使う事を心がけており、少し値が張ったとしても、本当に気に入ったものは、何十年も使う傾向があります。

昔に作られたものは作りが良いと感じることが多く、以前からアンティークやヴィンテージに興味を持っています。私の家族の中では古いものが好きな人があまりいないので、祖母がイギリスで1950年代から愛用していた食器やカトラリー、グラス類はラッキーなことに!すべて私が貰うことになりました。

ピンク色の食器は、とても珍しく美しいことはもちろん、状態がとても良いため、次の世代に引き継ぐ事が出来ます。食にまつわるサステナブルな取り組みを考えたとき、食材だけでなく、伝統のレシピ、家族に引き継がれた食器のように、家族の歴史や伝統を将来に繋げて維持をするという意味もあると思います。

最後は三浦から。

長野出身の祖母と同居していたため、我が家の食卓には家でつけた糠漬けと麹たっぷりのお味噌汁が必ずありました。やはり買ったものでは同じ味が出ないので、家でお味噌や糠漬けを作るようになり、以前は捨てしまっていた、野菜の皮や固い芯なども、糠漬けや、炒めてお味噌汁にするなど、捨てる部分が本当に少なくなりました。長野のいとこからもらった糠床を大切に育てた自分のちいさな糠床に、野菜をひとつ一つ丁寧につけて、取り出すと、野菜がとても愛おしくなります。食べ物のありがたさを実感できる瞬間です。