今年、ニュージーランドに5 番目の「星空保護区」 新たに認定されました!北島、首都、ウエリントンからわずか1時間程度の場所に位置する、南ワイララパ地区およびカータートン地区が、国際ダークスカイ協会より「星空保護区」に認定され、『ワイララパ・ダークスカイ・リザーブ(Wairarapa Dark Sky Reserve)』と名付けられました🌌

星空保護区は、光害のない、暗く美しい夜空を保護・保存するための優れた取り組みを称える認定制度です。ニュージーランドでは2012年、初めて南島のアオラキ・マッケンジーが「星空保護区」に認定されており、『ワイララパ・ダークスカイ・リザーブ』で5つ目の保護区となります。

『ワイララパ・ダークスカイ・リザーブ』では、別世界のように広大な手つかずの自然の中、都会では体験できない3,600㎢を超える漆黒の澄んだ夜空にきらめく星座や流れ星を見上げる、夢のような時間を過ごすことができます。

©Pete Monk Photography

1,000年ほど前にマオリの探検家、クペが星を道標としながら辿り着いた島といわれるニュージーランド。現在でも、天候などの条件さえ整えば、人工的な光に妨害されることなく、漆黒の夜空にきらめく星座や流れ星を見ることができます。

ニュージーランドには、「世界でも最も美しい星空」と言われるレイク・テカポをはじめ、国際ダークスカイ協会が認定したダークスカイ・リザーブ2カ所、ダークスカイ・サンクチュアリ2カ所、ダークスカイ・パーク1カ所の計5カ所の「星空保護区」があります。保護区では光害を制限することで、星が良く見えるだけでなく、エネルギーの節約や野生動物の保護にも繋がっています。

©Miles Holden

今後も暗く美しい夜空を保護することが、環境にとっても文化にとっても重要であるという考えのもと、ニュージーランドは、星空保護区として国ごと認定される「星空保護国」としての認定を目指しています。現在、星空保護国として認定されているのは、オセアニア東部の小国・ニウエのみであり、ニュージーランドほどの規模の国としては前例のない試みとなります。

自然を大切に思い、熱心に保全に努めるニュージーランドの観光局のPRに携われることを大変誇りに思っています。

©Miles Holden