9月22日は「カーフリーデー」で、1日車を使わずに生活することを奨励する日です。「カーフリーデー」にちなんで各国の交通事情/環境問題事情についてご紹介いたします。

まずは、ニュージーランド出身のキャサリンから。

ニュージーランドは緑の多い自然豊かな国ですが、同時に車好きの多い国でもあります。ニュージーランドの家庭の半数以上が車を2台以上所有しているそう。しかし、近年では、新しい鉄道路線や公共交通機関ができたり、自転車専用道路ができたりと、さらにサステナブルな移動手段の導入が進んできています。
ニュージーランドの最大の都市オークランドでは、街の中心部に自転車専用道路が整備され、1日に1200人以上の人が自転車で移動しているそうです。市内だけではありません!最近では、都市と都市を結ぶサイクリングロードが、観光ルートとしても普通の移動手段としても人気です。

いかがでしょう?次ニュージーランドに訪れる機会があったら、ぜひ自転車で旅してみませんか?
NZのサイクリングロードについての詳細は、https://www.nzcycletrail.com/ をご覧ください。

続いては、弊社が日本事務局を務めるモナコ政府観光会議局からモナコの交通事情・環境に対する取り組みについてご紹介します。
モナコは地球環境を考えた「レスポンシブル・ラグジュアリー」な様々な取組みを2017年から行っており、2030年までに温暖効果ガスの55%削減を目標にしています。

温室効果ガスを削減する交通手段として、シェアリングサービスの電動自転車「モナバイク」や電気自動車「モービー」、太陽光発電の水上バス「バトービュス」が使われています。特に、電動自転車「モナバイク」はスマートフォンアプリを使って観光客も手軽に利用することが出来ます。

F1グランプリで有名なモナコですが、地球に優しい電気自動車のグランプリ「Eプリ」も開催されています。
みなさんも、電動のシェアリングカーに乗って、グランプリコースや海岸沿いを走ってモナコの魅力を思う存分堪能することが出来ますよ!

日本とスペインで生活する石井より、カナリア諸島の交通事情/環境問題事情についてご紹介いたします。

私が日本との二拠点生活を送るスペインのグラン・カナリアは、東京都より小さな島です。電車は通っておらず基本的に車社会ですが、シェアサイクルが導入されていて、街内では気軽に利用することができます。バスも比較的定時で運行しており、居住者の使用率が高いです。マドリードなどの大都市では、電気自動車(EV)バスへの切替が着々と進んでおり、南スペインのマラガでは、ヨーロッパで初めて、自動運転技術を用いたEVバスが運行を開始したそうです。環境に配慮した様々な選択肢が増えていくことは良いことですよね。