今日は七夕ですね。日本では織姫と彦星の言い伝えがありますが、ニュージーランドでもこの時期、星にまつわる行事があるのをご存じでしょうか?

先日6 月 24 日、ニュージーランドは初めて国民の祝日としての「マタリキ」を迎えました。これは、先住民マオリの太陰暦でいう新年の始まりを新たに国民の祝日として導入する世界的にも先進的な取り組みです。

マタリキは、毎年 5 月下旬から 7 月上旬にかけて、真冬のニュージーランドの早朝の空に現れる星団。マオリの人々は、季節の変わり目に現れるこの星団の輝きを、新年の始まりの合図、そして豊穣の吉兆であると考え、家族や友人とともに祝ってきました。

ニュージーランドではこの時期になると全国各地でイベントや講演会など、マタリキを祝賀するさまざまな催しが行われ、人々が集います。

ニュージーランド政府観光局は、マオリの新年の祝い「マタリキ」の祝日制定を祝うべく、グラミー賞受賞アーティストであり、マオリの伝統楽器タオンガ・プオロの奏者でもあるジェローム・カヴァナとともに、特別な楽曲「マタリキの風(Ngā taritari o Matariki)」を制作しました。

マオリの伝説に登場する風神「タフィリマテア」が起こす風が伝統楽器を吹き抜けることで奏でられる楽曲は、自然とのつながりを示しています。

幻想的な風景とともにショートバージョンの楽曲と詩を紹介する動画を政府観光局公式 YouTube チャンネル「100% Pure New Zealand」で公開中ですので、ぜひご覧ください!フルバージョンが気になる方は政府観光局 Spotify 公式アカウント「100% Pure New Zealand」をチェック🤩

Spotifyはこちら https://open.spotify.com/playlist/2XmC6ArJ24xG3o39KLK960

Youtubeの紹介動画の視聴はこちら https://www.youtube.com/watch?v=a2OcHQ9JAF8

七夕の今日はゆっくりと星空を眺めたいと思っている方も多いのではないでしょうか💫

星空保護区を計 4カ所所有するニュージーランドでは、「世界で最も美しい星空」と称されるレイク・テカポを始め、全国各地で素晴らしい星空を眺めることができます。保護区では光害を制限することで、星が良く見えるだけでなく、エネルギーの節約や野生動物の保護にも繋がっています。

光害や大気汚染によって、美しい星空を見られる場所が少なくなっている今、どのようにこの星空を守っていくべきか考える必要がありますね。