キャンドルウィックはシャンパーニュで最も若いながら、フランス国内シェアNo.1のメゾン「ニコラ・フィアット」のPRに2021年から携わっています。

ニコラ・フィアットは設立から30年間で、フランスで第1位、世界で第3位、アメリカで第4位の販売数を達成しているシャンパンブランドですが、日本では一般的にはまだ低い認知を高めることを目的とし、「フランス人が一番飲んでいるシャンパン」というブランドスローガンを策定。ニコラ・フィアットが“特別な時だけでなく、ちょっと贅沢したい日常にシャンパンを楽しむ” という新たなシャンパン文化を創り出していることを訴求するPR戦略を実施しています。 2021年はコロナ下のPR展開であったため、自宅でシャンパンを楽しむ「シーン」を、メディアとSNSインフルエンサーを効果的に組み合わせることで創出していきました。新商品ではなく定番商品が対象であったことから、ニュース性を持たせるため、春のお花見と夏の七夕の2つの季節イベントをテーマにストーリーを構築し、各製品の特徴とともにメディアや人気のライフスタイル/フードインフルエンサーを招いたオンラインイベントでお伝えしました。

イベントでは、事前にテイスティング用のシャンパンとともに日本の食材をお届けし、“シャンパンとともに祝う日本の季節行事”を体験いただきました。キャンドルウィックでは、オンラインイベントの際にお届けするアイテムのセレクションや梱包には細部までこだわり、オフラインイベントの実施が叶わない中でも、ブランドの想いやメッセージを、お届けするパッケージから感じていただけるよう、思いを込めています。今回も、お花見の回では自宅でも桜を感じていただけるよう、シャンパンボトルと連動した桜柄の風呂敷でボトルを包み、七夕の回ではパリ在住の日本人イラストレーターに依頼して制作した、短冊にもなるポストカードを笹の葉と一緒にお届けしました。 シャンパンを飲みながら、くつろいだ雰囲気の中で、季節を感じながら各製品の特長や新しいペアリング、ブランドのビジョンを理解していただけたことで、記事やSNSの投稿にブランドのメッセージがしっかりと反映され、ターゲットとなる生活者へ届けることができました。また、イベントにはトレード関係者も参加し、PRとセールスが一体となった販売戦略の基礎を築くことにもつながりました。 料理家の方と一緒に実施したインスタライブが約2万回再生されたことや、インスタグラム上で様々な料理との新しいペアリングが投稿されたことなど、今期の日本での取り組みは、PRの成功事例として本社からグローバルのPR担当に共有されることとなりました。 キャンドルウィックでは、一時のプロモーションで終わらない、深いブランド理解を目指したPR戦略を基本としています。ブランドの価値を、どう伝えればターゲットに理解してもらえるのかを深く掘り下げ、サステナブルにコミュニケーションをデザインしています。 掲載事例はこちらです。